着床不全?セカンドオピニオン祭りその3 杉山産婦人科・新宿
次に行ってみたのは杉山産婦人科・新宿です。
ここは本当に病院か!?と思うほど綺麗でした。外資系ホテルのロビーのようです。
呼び出しは全てメールで行っており、精算も自動精算機があってかなりシステマチックです。新宿の大きなビルの6階分を専有するなんて儲かってるなー。
着床不全が専門の先生を指名しました。今までの経緯を簡単に説明したところ、
・慢性子宮内膜炎の検査
・子宮鏡の再検査
・着床不全の血液検査
この3つをしてみましょうということになりました。ERA検査のことも気になっていたので聞いてみましたが、まだあまり確立してない上に費用が高いのであまりお勧めされませんでした。(ただERA検査をして意味がある人も少数ながらいるということでした)
杉山産婦人科でやった血液検査の項目は以下の通りです。
・AMH
・抗CLβ2GP1抗体
・APTT
・LA-(PLI-LA)
・プロテインC活性
・プロテインS活性
・凝固第Ⅻ因子
・抗CL抗体IgG
・抗核抗体
・TPOAB
・抗CL抗体IgM
・Th1細胞/Th2細胞
結果は
・慢性子宮内膜炎→異常無し
・子宮鏡検査→異常無し
血液検査の項目では
・凝固第Ⅻ因子→基準値36~152%のところ35.9%
・抗核抗体→基準値40倍未満のところ160%
・ビタミンD→基準値30のところ10.6
が引っ掛かり、それ以外は異常無しでした。
AMHを初めて測ったのですが15.1で高め。PCOS。。
凝固第Ⅻ因子はギリギリひっかかったためか、ほぼ説明はスルーされました。
抗核抗体については、前回夏に測ったときは80倍だったのに上がっています。この数値が高いとリウマチなど膠原病の疑いが出てくるということでした。
抗核抗体が80倍という結果をうけて前回と前々回の移植ではプレドニンというステロイド剤を飲んでいましたが、杉山の先生はこの数値でプレドニンは出さない。むしろ着床を阻害するという考えでした。
たまたま身内に膠原病の専門医がいたので研究室で調べてもらうと、(私は詳しいことは分かりませんが)抗核抗体陽性の中でも最も病原性のないもので心配ないことが分かりました。だったら次の移植はプレドニンをやめたいな・・。
慢性子宮内膜炎が陰性なのは意外でした。案外ここがひっかかって治れば上手くいくかも、とぼんやり考えていたので。
あとはビタミンDのサプリを飲むことになりました。変わったこと言えばそれくらい。それで上手くいくのかしら。
他にもいくつか気になることを質問してみました。
・移植の時エコーを見ないのは普通?→考えられない(笑)
・2段階移植、SEET法に意味はあるか→大きな有効性はない。どのくらいから「有効」と考えるかは医師による。
・夫婦染色体検査をしたほうがいい?→流産を繰り返すなら意味があるが、着床しない段階ではしなくて良い
こんな感じでした。
2段階移植については、2つ移植することで内膜に影響して逆にダメになってしまうこともあるそうです。
なんとなくモヤモヤする結果で終わりました。もっと分かりやすい原因があればスッキリするのだけれど。